なぜ人の行動をジャッジする際は意図も重視する必要があるのか

公理1: 人生は幸福最大化ゲームである。

公理2: 人は自分のことを想ってくれてることが分かるとそれだけで嬉しくなる(たとえ実益がなくても)。逆に、人を尊重しない言動や行動に触れると嫌悪感を催す(たとえ実害がなくても)。

 

定理1: 人の行動をジャッジする際は意図も重視する必要がある。

(証明)善意に基づく行動に触れた場合、公理2より嬉しくなる。公理1より、人を嬉しくする行動は人生の評価値を上げるので、善意に基づく行動は人生のルールにかなう行動といえる。逆に、悪意に基づく行動や配慮のない行動に触れた場合、公理2より嫌悪感を催す。これと公理1より、こういった行動は人生の評価値を下げる行動といえる。以上より、行動の意図は人生の評価値に影響を及ぼす。(証明終)

 

 

P.S. 善意か悪意かを感じ取るセンサを愛情センサと呼ぶ。公理2で言っているのは「愛情センサの表示値は感情に直結する」ということだ。そして、公理1で言っているのは「感情は人生の評価指標であるから寄与する因子を考えるべき」ということだ。