コンビニは物質的快感は売ってくれるが幸せは売ってくれない

先ほどコンビニに行った。昨今のコンビニには多種多様な商品が陳列され、明るい音楽が四六時中流されている。買う予定のなかったお酒やスイーツを買ってしまった経験がある人も多いのではなかろうか。

問題は、こういった物質的快感は幸福に繋がりづらいということだ。確かに一時的な快感は得られるだろう。しかし、幸福を「持続的・安定的な気分のベースライン」として捉えるならば、物質的快感は幸福にはつながらない。食べたら終わり、それも幸福感は覚えない、衝動とでもいうべきか。むしろカロリーや糖分の摂取過多になって生活習慣病のリスクを上昇させかねない。

最近、ストア派の哲学に興味を抱いている。・・・といっても私は哲学の素人なので「ストア派の哲学とはこういうものだ」ではなく「私がなぜストア派の哲学に興味を抱いたか」という文脈でお聞きいただきたいが、禁欲は長期視点での幸福につながるのではないか? との仮説が私の中にある。禁欲そのものが目的ではない。なんでもかんでも我慢すればいいってもんではない。ただ、適切に納得した上で(この部分を明確に言語化できていない)禁欲生活を送ることができれば、その生活態度自体から持続的・安定的な幸福感を覚えられるのではないか? と思う。我々は物質的快感をあまり必要としていないのかもしれない?