人生はシーズベースとニーズベースだ

物事は発散と収束の繰り返しで前に進んでいく。発散フェーズで有効なのはシーズベースの考え方である。「自分の中にあるこれは何に使えるだろう?」という発想をする。そこから新たな可能性が広がるかもしれない。逆に、収束フェーズで有効なのはニーズベースの考え方だ。ありたい姿を定めた上で、「こうなるためにはどうすればいいだろう?」と考えていく。

ニーズベースの考え方は巷にあふれている。その一方で、シーズベースの適切なやり方はあまり聞かない。シーズベースのための適切な準備とは、汎用的な技術を身につけることだと思う。英語力、数学力、段取り力、コミュニケーション力など、様々な物事に活用できる能力を身につけておく。そうすれば、将来何がやりたくなったとしてもそれをうまくやれる可能性が高まるだろう。また、自分の内面の弱さに向き合っておくことも有効かもしれない(吐血)。大事なのは、「未来は本質的に不確実である」ということを認めた上で、「未来に何が起こっても、また未来の自分が何を感じ何を思っても、それなりに対応できるようにするためには今何をすればよいか」を考えることだと思う。